美容整形を繰り返しても満足出来ない「身体醜形障害(醜形恐怖)」という病



極端な思い込みと、遠すぎる理想

身体醜形障害
日本では1990年後半から多くなりだした身体醜形障害(醜形恐怖)。管理人の私も実は、この病気だと診断された事があります。

身体醜形障害を持つ人は自分の身体や美醜に極度にこだわり、最終的には摂食障害となったり統合失調症となり、自殺してしまうこともあります。
他人からしてみれば本当に些細なことを極度に恐れ、自分の顔や体のパーツに極端なこだわりを持つため、抑うつ状態を合併しやすいと言われています。

もちろん整形をする人も多いのですが、実際に自分の「コンプレックス」はほとんどが思い込みに過ぎないのです。
私はこの身体醜形障害と診断されたとき、1日に何時間もただひたすら鏡を見て、このパーツがこうならないとダメだとか、二の腕がもっと細くなければならないとか、自分の顔や体のことを一日中考えていました。

自分の理想とする自分は、もっと美しくて痩せている。どうしてこんなにブサイクなんだろうと同じパーツの整形を繰り返しました。
その頃168センチ42キロまで痩せましたが、それでも自分はデブだと思い込んでいました。

そして一歩外出しても、駅まで行ってショーウインドーのガラスに写る自分にショックを受けてパニックを起こし、約束をドタキャンして家に帰ってまた鏡を見つめる日々。

食事をするときに持つスプーンに写る自分の顔、雨の日に水面に写る自分の顔。全てが醜くて、すぐに帰れない時はトイレに駆け込みます。
髪型がほんの少し崩れていたり、服のサイズが合っていなかったり、そういう細かい事全てが気になるのです。

昔の自分の写真やプリクラは、全て燃やしてしまいました。

今思えばそれは誰にでもあるコンプレックスの一部なのですが、私はそれがどうしても許せませんでした。

身体醜形障害の原因

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私は幼い頃から「完璧主義」で、本棚の本が一冊だけ高さが違ったり、左右非対称なのが絶対に許せない子供でした。見ているとイライラして落ち着かないのです。

たとえば私は中学生時代アイプチとつけまつげを必ずして学校へ行っていましたが、気に入ったつけまつげを自分の気に入った角度でつけて数ミリ単位で二重幅を調整し、それがうまくいかない日は学校に行きませんでした。
自分の中で理想とする顔に対しての妥協は許されなかったのです。
「メイクがうまくいかなかったから学校休む」というより、病的に自分の容姿にこだわりがあったため、朝からたかが100円均一のつけまつげひとつで大声をあげて暴れまくり、親に暴力をふるったり、鏡を割ることも日常茶飯事で、結局中学校へはほとんど行かずに終わりました。私立だったので先生がなんとかして、進級させてくれたのですが。。。

身体醜形障害はそのように先天的もしくは長年の性格から発症するものなので、完治するのは難しいと言われています。
ひたすら自分の理想の姿を追うことはある種のナルシシズムなのではないかと医師に言われた事もありますが、確かにナルシストと身体醜形障害は紙一重です。毎日ひたすら鏡を見つめているのですから。。。

私の場合、その「鏡をひたすら眺めている自分」を他人から見られたくないという強い気持ちがありました。
絶対に奇妙だと思われているし、ブスのくせにどうして鏡なんてみてるの?と思われたくなかったからです。
しかし鏡を見つめていなければ不安になる。。。結果、ひきこもり気味になってしまいました。

正直、自分自身で言うのもアレですが容姿はそこまで酷くなかったと思います。
初対面の人には「本当に綺麗ですね」と言われ、異性から告白されることも日常茶飯事。合コンにもたくさん参加しました。渋谷や青山を歩いていると、有名芸能事務所からのスカウトも何度もされました。しかし、それは全てお世辞と皮肉に聞こえていました。
合コンに参加出来たのは、なぜか私は夜になると身体醜形障害の症状が落ち着いてくるのです。辺りが暗くなると自信が出てくるので、今もホステスとして仕事が出来ているのだと思います。

いきすぎた「完璧主義」の果て

整形失敗成功フォトフェイシャル
ツラかったのは車の免許をとったときです。自動車学校で車を運転していると、どうしてもサイドミラーを確認しなければなりません。サイドミラーにはもちろん自分が写ります。ずっと見ていたい、でもサイドミラーは自分の顔を確認するための鏡ではありませんよね(笑)そのとき、私は普通のオフィスワークはできないなと悟りました。

最近はプチ整形を始め、美容整形が社会から容認されるようになってきましたが、整形にこだわりすぎる知人を見ていると、この人も身体醜形障害なんじゃないかな?と思う事も多々あります。
もちろん彼女達はガリガリに痩せていますが、サノレックスをはじめとするダイエット薬を飲み続けて更なる細さを追求しています。

身体醜形障害(醜形恐怖)の患者は、社会的コンプレックスを強く持ちがちで、周囲と足並みをそろえられない、ありのままの自分を受け入れられないという共通点があります。

私は現在、心療内科での薬療法と美容整形が比較的成功して容姿へのコンプレックスが治まってきたため、この病気は完治とは言わないまでもだいぶ良くなってきました。
昔の私だったら発狂してしまうような、数ミリくらいの幅の違いなら許せるようになりました。

もし上記のことに当てはまることがあったら、すぐに心療内科へ行きましょう。
偏ったイメージのまま無駄な美容整形をすることは、結果的に自分のコンプレックスをより酷くしてしまう場合があります。

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