世界初・顔面の取替え整形手術に成功した女性が術後11年で死亡



失明の危機から復活

顔面総移植

アメリカに住むパトリック・ハーディソンさんは営業マンとして働く傍ら、ボランティアで地域の消防団員として働いていました。
消防団では団長を務め、日々ボランティアに精を出していました。

その日もいつも通り家を出て、妻と3人の子供達を残し火災の起きている民家へ向かいました。
しかし救助作業中に燃えた天井部分が運悪くパトリックさんの顔面に直撃し、重度の火傷を負ってしまいます。

あまりの熱でパトリックさんが身につけていたマスクやホースは全て溶けた状態でした。
同僚がパトリックさんの顔を見ても、もうパトリックさんの顔面に、パトリックさんだとわかるパーツは1つもなくなっていました。

パトリックさんはその後1年間で70回以上の手術を受けましたが元の顔を取り戻すことはできず、外出しても皆に怖がられてしまうので、次第に引きこもるようになっていきました。
また、まぶたがないので目を閉じることができず、視力もどんどん下がっていき、医師からは失明するだろうと告げられます。

そして事故から14年が過ぎた2015年、ニューヨーク大学整形外科から「顔面の移植手術をしないか?」と電話がきます。

手術の成功率は5割であると伝えられましたが、事故前の生活を取り戻す唯一のチャンスだと考え、パトリックさんはこの手術に人生をかけることにしました。

26時間に及ぶ顔面移植手術方法

顔面移植整形
ドナーとなったのは27歳のBMX自転車レーサーの男性デヴィッドさん。ヘルメットなしで自転車に乗っていた際事故にあい、脳死と判定されました。

移植手術には100人以上の医療スタッフが参加し、無事成功しました。1年後の記者会見では「百貨店に行ってももう自分を好奇の目で見る人はいない」と喜びをあらわにしました。

また、顔面移植によって手に入れたまぶたで瞬きが出来るようになったため、一時は失明直前とまで言われた視力も回復し、今では自動車の運転も出来るようになったそうです。

その後パトリックさんは、家族とディズニーランドへ遊びに行きました。
ドナー提供者であるデヴィッドさんの母親も一緒にその時間を過ごしたそうです。


自殺未遂からの復活

美容整形異物反応
睡眠薬を飲みすぎて意識不明になっている最中に飼い犬のラブラドールレトリーバーに顔面を噛みちぎられ、顔の半分を失ってしまったフランス人のイザベル ディノワールさん。
イザベルさんは家族間のトラブルで自殺を図り致死量の睡眠薬を飲んだため、噛まれても気付かなかったそうです。

イザベルさんが目がさますと、隣には飼い犬がいました。
そして自殺に失敗したことが分かり、いつものようにタバコを吸おうと思った際になぜかタバコが咥えられないことを不思議に思い、鏡を見に行ったら口がなくなっていたそうです。

飼い犬は口の周りを舐めて起こそうとしてもいつまでも起きないイザベルさんを見てパニックになり、必死に起こそうとした結果こうなってしまったのではないかと推測されていますが、その後殺処分されてしまいました。

2005年、脳死したドナーから唇・鼻・顎を譲り受け、最先端医療によって顔面の移植手術を受けました。
手術3ヶ月後の会見では、唇、鼻などの感覚を取り戻し始めたことを発表し、記者の前で笑ったり話したりして人々を驚かせました。

その後しばらくは何の問題もなく過ごしていたようですが、ある日異物である移植部に拒否反応が現れ始めました。
それを抑制する薬の副作用によってガンになってしまい、残念ながら手術から約10年が経った2016年4月、49歳という若い年齢で亡くなってしまいました。

この2人以外にも顔面の移植を受けた患者は世界中で40人以上います。
もちろん何の問題もなく、普通に生きている方たちもいらっしゃいますが、中には移植の失敗による感染症での死亡や自殺、拒否反応の抑制のために使われる大量のステロイドで生活に支障をきたしている患者も一定数いるそうです。

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